芝草研究
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芝草のフェアリーリング病発生への気温と降水量の影響
寺嶋 芳江
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ジャーナル オープンアクセス

2011 年 39 巻 2 号 p. 158-163

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抄録
1996年から2009年までの千葉県コース管理者会の14年間のフェアリーリング病の発生データと気象庁の気温と降水量のデータを用い, 担子菌や芝草, および気温や降水量の関係を解析した。その結果, フェアリーリング病の発生の多い年の環境条件は, 地下において担子菌が生育する時期 (3月から5月) と子実体が発達する時期 (7月から9月) の気温が高く, かつ子実体発生時期の降水量が少ない条件が重なって起こることが明らかになった。
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© 2011 日本芝草学会
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