宇都宮大学雑草と里山の科学教育研究センター
2016 年 45 巻 1 号 p. 8-11
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穂ばらみ期から開花後期のスズメノカタビラの花序節に形成された分げつの発達を光学顕微鏡で観察した。その結果, 頂生花序が穂ばらみ期の段階で, 先端から数えて3番目に着生する節にはプロフィル原基が形成されており, 開花後期の段階では分げつ芽に頂生する小穂が分化していることが明らかになった。また, スズメノカタビラの分げつ芽では, 好適な生育条件下において, 概ね12日間でプロフィル, 幼穂, 一次枝梗, 二次枝梗および頴花が分化することが示唆された。
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