2025 年 53 巻 2 号 p. 108-110
近年, 沖縄県内の芝生において, トロピカルカーペットグラスが自然発生的に侵入し, ターフを形成している状況を見かけるようになった。わが国において本種の報告例や栽培に関する情報が少ない。川平系統, 平久保系統および東村系統の葉形態を比較したところ, 平久保系統と東村系統は類似した形態を示したが川平系統は葉伸長が長く葉幅が狭い傾向が見られた。また, 種子発芽試験では, 穂の上部にある種子が下部にある種子よりも高い発芽率をしめし, また, 取り撒き種子よりも追熟種子の方が高い発芽率を示した。さらに, 選択制除草剤の感受性試験より, シバゲンやバサグランなどの適用が示唆された。