芝草研究
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芝地雑草発生に及ぼすPaclobutrazol [ (2RS, 3RS) -1- (4-chlorophenyl) -4, 4-dimethyl-2- (1H-1, 2, 4-triazol-1-yl) pentan-3-o1] 処理の影響
野間 豊村田 義宏
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1991 年 19 巻 2 号 p. 164-174

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抄録

芝地に発生する雑草の伸長生長 (栄養生長) 抑制を目的としてPaclobutrazolを処理して雑草の伸長生長に及ぼす影響を明らかにした (Tablel and 7) 。
1.年間を通じた発生雑草草量は, Paclobutrazol継続処理により対照無処理区の39-40%に抑制された (Table 2) 。
2.1年間だけPaclobutrazol処理を実施し, その後処理を中止した区における雑草発生量は, 年数の経過と共に多くなったが, 2年後においても発生量は51-63%に抑制された (Table 2) 。
3.草種別発生量に及ぼすPaclobutrazolの影響を明らかにするため, Bromus catharticus (イヌムギ) およびDigitaria adscendens (メヒシバ) を対象として発生消長について調査した。
4.Paclobutrazol処理によるイヌムギの栄養生長に対する影響は, 発生草量, 伸長量共に顕著であった。又, 花芽分化など生理面への影響も認められた (Table 3 and 5) 。
5. Paclobutrazol処理によるメヒシバに対する栄養生長への影響は, イヌムギ同様顕著に現れた。花芽分化など生理的面への影響は不明であった (Table 5 and 6) 。

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© 日本芝草学会
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