1997 年 25 巻 2 号 p. 154-157
2, 4-Dを含む培地で日本芝茎頂からカルス誘導して、その後α-naphthalene-acetic acid (NAA) と6-benzylaminopurine (BA) をさまざまな濃度で組み合わせた培地で植物体再生を行った。NAAとBAを組合せた培地で30日ごとに継代培養したカルスからは植物体は再生しなかった。0.1mg/LのNAAと1.0mg/LのBAを組み合せた培地で90日間無継代培養したカルス上には、黄色いカルスが形成した。このカルスからは多くの不定芽が形成され、一部の不定芽には根も観察された。