芝草研究
Online ISSN : 1884-4022
Print ISSN : 0285-8800
ISSN-L : 0285-8800
イソキサチオンのシバ種類間の感受性 (第3報)
村田 道雄阿津沢 新二
著者情報
ジャーナル フリー

1978 年 7 巻 1 号 p. 50-52

詳細
抄録
1.第2報で報告したごとく, きわめて苛酷な条件下ではイソキサチオン乳剤による薬害が現われたティフグリーン, およびティフウェイに対し, 実用殺虫濃度およびその2倍量の薬量を使用した場合の, 散布を重ねることによる累積影響の有無について試験をした。
2.ティフグリーンは, 0.25g/m2および0.5g/m2で20日の間隔で3回, ティフウェイは, 0.25g/m2および0.5g/m2で20日の間隔で3回, ならびに10日の間隔で5回散布をおこなったが, いずれの試験区とも感受性 (薬害) を認めなかった。
3.第1報, 第2報および本報の実験結果より, イソキサチオンは, わが国で一般に用いられる主要な種類のシバに対して, 通常の使用方法では全く安全な薬剤と考えられる。
著者関連情報
© 日本芝草学会
前の記事 次の記事
feedback
Top