テレビジョン学会技術報告
Online ISSN : 2433-0914
Print ISSN : 0386-4227
ATM用動画像符号化方式NUCLEIへのリーク積分の適用 : 視覚と画質関連および一般 : 情報ディスプレイ : 視聴覚技術 : 画像通信システム : 画像応用
藤村 誠下田 裕マワンサ デニス黒田 英夫
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1993 年 17 巻 4 号 p. 63-69

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抄録

近年、広帯域ISDNでのATM(Asynchronous Transfer Mode)に適した動画像符号化方式に関する研究が盛んに行われている。本稿では先に筆者らが提案したATM用動画像符号化方式NUCLEIへのリーク積分の適用について述べている。NUCLEIはフレーム間符号化方式を基本とする階層符号化方式であり3つの基本的な方針を持つ。第1にフルバンドを用いたフレーム間符号化を行うこと、第2はセル廃棄発生後もフレーム間符号化を行うこと,第3は周波数分割ではなく動画像の動きの大小による分割を行うことである。前回の提案ではフレームメモリに蓄積される雑音の除去方法としておもにフレーム内符号化などによるフレームリフレッシュを検討していた。しかしさらに超低レートでの符号化を想定し、フレーム内符号化を用いないフレームリフレッシュ方法について検討した。具体的には,従来フレーム問符号化では余り用いられていなかったリーク積分のNUCLEIへの適用について検討を行っている。

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© 1993 一般社団法人映像情報メディア学会
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