撮像装置から得られた、逆光,順光,過順光などの状態における画像信号自体を濃度変換(非線形増幅)することによって、ダイナミックレンジの低減,コントラスト強調を行い、適切な画像を得ようと試みている。本稿では、そのための変換時性(増幅特性)の算出方法について述べる。また、本稿で提案する算出方法を用いて、実時間で増幅特性を算出し、アナログ非線形増幅器の増幅特性を変化させることで、アナログ信号のまま、画像データの濃度分布を補正する実時間処理システムについて述べ、実際に動作させたところ、良好な結果を得ている。
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