テレビジョン学会技術報告
Online ISSN : 2433-0914
Print ISSN : 0386-4227
新しいWRヘッド走査方式 : リニア走査方式VTRの検討 : 第4回日韓磁気記録シンポジウム : 画像情報記録
加藤 大一郎笠井 春雄武藤 一利高畠 保石川 秋男牧野 英二
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1993 年 17 巻 68 号 p. 25-32

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抄録

高密度記録においてテープの薄型化は重要な課題である。しかし、従来のようにテープを8次元的に走行きせる方式の場合、ローディング時や早送り・巻戻し時など、テープエッジに与える負担が大きくテープを損傷してしまう場合が生じる。そこでテープを2次元的に水平に走行させ・カム機構を用いてヘッドを回転と同時に上下に駆動してヘリカルに記録再生を行う新しいヘッド走査方式に関して実験検討を行った。その結果・カム曲線や球加圧力(支点をカムに押し付ける力)、カム・メカニズムなどを最適に設定することによって、トラック幅20μmでも十分記録再生が可能であることを確認した。

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© 1993 一般社団法人映像情報メディア学会
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