現在、国内外のCATV事業者は、マルチメディア時代の到来に対応するため、現行のサービスに加え、圧縮デジタル映像を用いた新規の映像サービスの導入を検討している。このため、既存設備を活用し、デジタル映像伝送ができる伝送システムが望まれている。そこで、既存の同軸CATVシステムとの互換性を有し、圧縮デジタル映像信号の伝送に対応できる多チャンネル映像信号光伝送方式として、150ch AM/16QAMハイブリッド光伝送システムの開発を行った。本方式では、光源のクリッピングによる誤り率特性への影響が最大の課題となる。これを考慮した伝送パラメータの設計手法を確立し、AM信号70チャンネル、16QAM信号80チャンネルを同時に伝送可能なハイブリッド光伝送システムを実現できた。