1994 年 18 巻 22 号 p. 41-46
広域監視情報伝送システム等への適用が期待されているサブキャリア多重(SCM)光マルチアクセスでは、ビート雑音の回避・抑圧が最も重要な技術課題である。本稿では、ビート雑音フリー、低コスト、さらに長距離システムが可能なSCM光マルチアクセスとして、サブキャリア中継点多重方式を用いた構成を新たに提案した。さらに本方式の基礎特性を検討し、FP-LD使用時には約20、アナログ伝送用DPB-LD使用時には約200のローカルノードが接続可能であることを示した。