1994 年 18 巻 34 号 p. 25-30
磁器センサ等のデバイスを装着せずに、人の意図や行動を推定理解する技術へのアプローチとして、実画像からの人物の動作情報の抽出技術について検討する。ただし直接人体各関節位撞をの画像から計測するのは困難である。 そこで代表的な人物動作パターンの知識を用いて、ボトムアップとトップダウンの解析を組み合わせた方式を試みる。 まず人物の一部の動きの特徴パラメータを抽出、そこから動作パターンの時系列を推定、予測する。この推定、予測結 果に基づき、3次元の人体姿勢を再構成し、再構成結果とシルエット画像形状を用いて全身の動作姿勢について詳細な 情報を抽出する.