テレビジョン学会技術報告
Online ISSN : 2433-0914
Print ISSN : 0386-4227
アントラセン誘導体を発光材料に用いた有機EL素子 : 情報入力,情報ディスプレイ
泉澤 勇昇内野 正純内田 学古川 顕治
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1994 年 18 巻 35 号 p. 37-41

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抄録

置換基の異なるアントラセン誘導体を新たに3種類合成し、これらを発光材料として用いたITO/正孔注入輸送層/発光層/電子注入輸送層/Mgからなる有機EL素子を作成して、その特性をアントラセンの9位にエチルカルバゾール基を導入したアントラセン誘導体(An2Cz)を用いた素子と比較した。エチルフェノキサジン基を導入したアントラセン誘導体(An2P o)およびエチルフェノチアジン基を導入したアントラセン誘導体(An2Pt)を用いた素子は、An2Czを用いた素子より、それぞれ1.5および3倍の発光効率を示した。また、An2PoおよびAn2Ptを用いた素子は、定電流駆動における輝度の減衰がAn2Czを用いた素子より小さかった。

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© 1994 一般社団法人映像情報メディア学会
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