テレビジョン学会技術報告
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ディジタルTV符号化の国際標準化動向 : これからの課題
村上 仁己
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1996 年 20 巻 4 号 p. 27-34

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抄録

画像・映像符号化の国際標準化は、旧CCITT SGXV(現ITU-TSGl5)、旧CMTT(現ITU-TSG9)、およびISO/LECで行なわれ、それぞれ所期の目的を達成している。これらの技術は、TV会議、放送TV番組素材の分配, コンピュータ通信を中心としたインターネットなど通信系への導入が行なわれている。今後は、これらの成果のディジタル放送や蓄積系を中心とした分野への導入が具体化してこよう。本稿は、これらの標準化技術の成果と放送分野への導入に際して必要となる通信と放送の相互接続性の問題、そして、PCやWSの高速化という技術背景を考慮し将来の符号化標準で必須になるのであろうソフトウェアコデックの実現可能性について述べる。

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© 1996 一般社団法人映像情報メディア学会
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