テレビジョン学会技術報告
Online ISSN : 2433-0914
Print ISSN : 0386-4227
20 巻, 4 号
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  • 原稿種別: 表紙
    1996 年 20 巻 4 号 p. Cover1-
    発行日: 1996/02/01
    公開日: 2017/10/13
    研究報告書・技術報告書 フリー
  • 原稿種別: 目次
    1996 年 20 巻 4 号 p. Toc1-
    発行日: 1996/02/01
    公開日: 2017/10/13
    研究報告書・技術報告書 フリー
  • 八島 由幸, 泉岡 生晃, 田中 知明, 小寺 博
    原稿種別: 本文
    1996 年 20 巻 4 号 p. 1-8
    発行日: 1996/02/01
    公開日: 2017/10/13
    研究報告書・技術報告書 フリー
    本文では、新たに試作したMPEG2を用いたHDTV-CODECについて、その装置構成および画質評価結果を報告する。本CODECでは、HDTV画面を空間分割して、複数個の標準TV用のMPEG2圧縮処理ユニットを組み合わせることで、リアルタイムでのHDTV符号化・復号化装置を実現した。このような構成を採用することにより、HDTVのみならず標準TVのマルチ処理も可能になるという利点も生まれる。さらに、低ビットレートでの伝送をターゲットとして、入力画像を符号化状態に応じて適応的に時空間整形処理する技術を導入した。主観評価実験の結果、12Mbps〜18Mbpsで違和感のないHDTV画像を再現できることがわかった。
  • 久保田 孝介, 岸本 誠司, 青木 勝司, 青野 浩明
    原稿種別: 本文
    1996 年 20 巻 4 号 p. 9-14
    発行日: 1996/02/01
    公開日: 2017/10/13
    研究報告書・技術報告書 フリー
    MPEG2エンコーダ用動きベクトル検出ボードを開発した。220[mm]×233[mm]の基板1枚に松下電器産業製の動きベクトル検出LSIであるMN85520(COMET)を最大4個搭載し、MPEG2MP@ML(Main Profile@Main Level)のエンコードに必要な動きベクトルを実時間で検出する。またより大きな動きに追随するテレスコピックサーチや、GOP構造(M, N)、picture構造(frame/field)の動的変化に対応する高画質化の手法を採用している。この動きベクトル検出ボードを用いることにより、高画質化対応のMPEG2MP@MLリアルタイムエンコーダシステムを構築することができる。
  • 宮本 剛, 松田 一朗, 伊東 晋, 宇都宮 敏男
    原稿種別: 本文
    1996 年 20 巻 4 号 p. 15-20
    発行日: 1996/02/01
    公開日: 2017/10/13
    研究報告書・技術報告書 フリー
    本稿では, カーナビゲーション用のディジタル地図画像を高能率に可逆圧縮する手法について報告する.この方式では道路部分と背景領域を分離した後, 各々の性質に適合した異ったチェイン符号化を使用している.この際, 道路部分では細線化処理により符号化対象画素数を削減すると共に, 飛び越しや分岐状態を表現し得る符号を新たに付加して道路の開始点数を削減している.また, 得られたチェイン系列は予測順位変換され, 2次元可変長符号とランレングス符号とを用いて符号化される.シミュレーションの結果, 上述した種々の改良法を導入することにより, 圧縮率が更に30%程度向上することが確認された.
  • 伊東 哲哉, 松田 一朗, 伊東 晋, 宇都宮 敏男
    原稿種別: 本文
    1996 年 20 巻 4 号 p. 21-26
    発行日: 1996/02/01
    公開日: 2017/10/13
    研究報告書・技術報告書 フリー
    任意形状の領域分割に基づいた動き補償方式では, 各領域の動き情報を単一の動きパラメータで表現し得るため, ブロック歪等の画質劣化要因を大幅に低減できるが, 領域形状の記述に多くの情報を要す.そこで本稿では, ボロノイ図に基づいた動き補償方式を提案する.ボロノイ図は母点の位置情報のみから一意に再構成されるため, 領域形状を比較的低レートで符号化できる.また提案方式では, Simulated annealing等の手法を導入することにより, 領域分割の性能を改善している.シミュレーションの結果, 提案方式のSN比は従来の矩形ブロックマッチング法を上回り, かつ優れた予測画像を生成し得ることを確認した.
  • 村上 仁己
    原稿種別: 本文
    1996 年 20 巻 4 号 p. 27-34
    発行日: 1996/02/01
    公開日: 2017/10/13
    研究報告書・技術報告書 フリー
    画像・映像符号化の国際標準化は、旧CCITT SGXV(現ITU-TSGl5)、旧CMTT(現ITU-TSG9)、およびISO/LECで行なわれ、それぞれ所期の目的を達成している。これらの技術は、TV会議、放送TV番組素材の分配, コンピュータ通信を中心としたインターネットなど通信系への導入が行なわれている。今後は、これらの成果のディジタル放送や蓄積系を中心とした分野への導入が具体化してこよう。本稿は、これらの標準化技術の成果と放送分野への導入に際して必要となる通信と放送の相互接続性の問題、そして、PCやWSの高速化という技術背景を考慮し将来の符号化標準で必須になるのであろうソフトウェアコデックの実現可能性について述べる。
  • 上田 剛弘, 金子 正秀, 斎藤 隆弘, 原島 博
    原稿種別: 本文
    1996 年 20 巻 4 号 p. 35-42
    発行日: 1996/02/01
    公開日: 2017/10/13
    研究報告書・技術報告書 フリー
    動画像中の対象物に関する構造化された3次元情報を用いることにより, 動画像に対する記述能力が向上し, 符号化効率の改善が図れると共に, 映像操作の自由度が大きくなると考えられる。しかしながら, 様々な環境下で撮影された映像から, すべての対象物に対して, 常に安定した3次元情報を抽出することは難しい。このため, 2次元および3次元の構造情報を組合せた符号化手法が有効となる。本稿では, まず3次元情報を扱えるように2次元のレイヤー表現を拡張したセッティング表現について述べる。次に, 複数フレームに対して安定した3次元パラメータを抽出する手法について説明する。最後に, 平面記述を用いて2次元/3次元情報を統合して符号化する手法について検討した結果を述べる。
  • 長岡 伸治, 伊東 晋, 宇都宮 敏男
    原稿種別: 本文
    1996 年 20 巻 4 号 p. 43-48
    発行日: 1996/02/01
    公開日: 2017/10/13
    研究報告書・技術報告書 フリー
    我々は先に, 動画像系列における特徴点の対応関係から透視変換モデルを用いて3次元情報を抽出する手法を提案した.しかし, この手法では物体の動きに回転運動が含まれている場合, 3次元情報を精度良く抽出することができなかった, そこで本稿では, 前処理として動物体の3次元回転パラメータの近似値を, 複数枚のフレームから消失点の性質に基づいて算出し, この値を先に提案した抽出法の初期値にすることで, 3次元情報抽出の精度を改善した.また, 従来法では困難であった並進運動と回転運動の分離も可能となっている.
  • 苗村 健, 柳澤 健之, 金子 正秀, 原島 博
    原稿種別: 本文
    1996 年 20 巻 4 号 p. 49-56
    発行日: 1996/02/01
    公開日: 2017/10/13
    研究報告書・技術報告書 フリー
    2次元画像符号化技術の標準化が進んだ今日、さらに高度な臨場感の実現へ向け、3次元画像通信の研究に寄せられる期待は大きい。将来の3次元画像通信では、様々な表示方式に対応できる中立的な手法による3次元画像の記述が必要である。本稿では、光線情報に着目した3次元画像の中立的記述法として提案されている光線空間の概念に基づき、その効率的記述法について検討する。まず、光線の伝搬に伴う変化がないと仮定することによって、5次元光線空間を4次元に射影して伝送することが可能であることを示す。そして、具体的な射影方法として、平面記録、円筒記録、球面記録の3通りの方法を定式化し、それぞれの比較を行なう。
  • 柳澤 健之, 苗村 健, 金子 正秀, 原島 博
    原稿種別: 本文
    1996 年 20 巻 4 号 p. 57-64
    発行日: 1996/02/01
    公開日: 2017/10/13
    研究報告書・技術報告書 フリー
    仮想空間の構築に関して、従来からの幾何モデルベースのCG手法に対して、光線空間を用いた3次元物体の自然な表現と操作手法を提案する。被写体空間の3次元物体像を再構成するためには、光線空間から、観測者の視点の位置で決定される平面上の点を読み出して表示すればよい。3次元物体操作は視点と物体との相対的位置関係を変化させることとして取り扱う。しかし、垂直方向の視差が記録されていない光線空間では、垂直方向の拡大率がわからないという問題がある。これに対しては、推定視差情報を利用した領域分割結果のクラスタ中心を節点とする三角形パッチを生成し、平滑化された奥行き情報を得、垂直方向の拡大率に適用する。
  • 原稿種別: 付録等
    1996 年 20 巻 4 号 p. App1-
    発行日: 1996/02/01
    公開日: 2017/10/13
    研究報告書・技術報告書 フリー
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