テレビジョン学会技術報告
Online ISSN : 2433-0914
Print ISSN : 0386-4227
可変ブロックサイズセグメンテーションを用いた画像の可逆符号化の考察
加治佐 清光中村 博文村島 定行
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1996 年 20 巻 64 号 p. 1-8

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抄録

画像は一般にローカルな均一さ(smoothness)とグローバルな類似性(similarity)を持つが, 画像を可変サイズのブロックでセグメント化し, そのブロック内の画素の特性に応じて符号化することにより, それらの持つ冗長性を取り除くことができる.本報告は, 1995年にRanganathanoらにより提案された可変ブロックサイズセグメンテーションを用いた画像の可逆符号化方式について考察し, そのアルゴリズムの実現方法について吟味する.更に, ブロックの符号化の際の参照画素と, 頻度の高い2×2画素ブロックの符号化方式の2つの観点から改善した方式を提案し, 標準画像を用いたシミュレーション実験でRanganathanらによる方式に比べて提案方式の圧縮率が改善されることを示す。

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© 1996 一般社団法人映像情報メディア学会
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