テレビジョン学会技術報告
Online ISSN : 2433-0914
Print ISSN : 0386-4227
20 巻, 64 号
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  • 原稿種別: 表紙
    1996 年 20 巻 64 号 p. Cover1-
    発行日: 1996/11/22
    公開日: 2017/10/13
    研究報告書・技術報告書 フリー
  • 原稿種別: 目次
    1996 年 20 巻 64 号 p. Toc1-
    発行日: 1996/11/22
    公開日: 2017/10/13
    研究報告書・技術報告書 フリー
  • 加治佐 清光, 中村 博文, 村島 定行
    原稿種別: 本文
    1996 年 20 巻 64 号 p. 1-8
    発行日: 1996/11/22
    公開日: 2017/10/13
    研究報告書・技術報告書 フリー
    画像は一般にローカルな均一さ(smoothness)とグローバルな類似性(similarity)を持つが, 画像を可変サイズのブロックでセグメント化し, そのブロック内の画素の特性に応じて符号化することにより, それらの持つ冗長性を取り除くことができる.本報告は, 1995年にRanganathanoらにより提案された可変ブロックサイズセグメンテーションを用いた画像の可逆符号化方式について考察し, そのアルゴリズムの実現方法について吟味する.更に, ブロックの符号化の際の参照画素と, 頻度の高い2×2画素ブロックの符号化方式の2つの観点から改善した方式を提案し, 標準画像を用いたシミュレーション実験でRanganathanらによる方式に比べて提案方式の圧縮率が改善されることを示す。
  • 加治佐 清光, 村島 定行
    原稿種別: 本文
    1996 年 20 巻 64 号 p. 9-16
    発行日: 1996/11/22
    公開日: 2017/10/13
    研究報告書・技術報告書 フリー
    階調画像は一般に, 階調値が均一なあるいは徐々に変化する平坦部分や階調値が急激に変化する境界(輪郭)部分で構成される.従来の予測符号化を用いた階調画像の可逆符号化では, 画像のこのような特徴が逐次変化するにかかわらず, 固定化されたひとつの階調値の予測法が用いられていた.本報告は, 画像の特徴をとらえながら, 予測差分がより小さくなるように, 適応的に階調値の予測法を切り換えることにより階調画像の可逆符号化を行う基本的な方法について述べる.具体的には, 画像の符号化と並行して二つの予測法による予測を行い, 近傍画素での予測差分が最小であった予測法のパターンごとに予測差分が最小であった予測法の出現頻度を累積し, この頻度リストを参照することにより, 注目画素での最適な予測法を決定する符号化方式を提案する.
  • 村木 隆浩, 石橋 聡, 小寺 博
    原稿種別: 本文
    1996 年 20 巻 64 号 p. 17-24
    発行日: 1996/11/22
    公開日: 2017/10/13
    研究報告書・技術報告書 フリー
    映像蓄積用の符号化方式として、フレーム・ソーティング法およびこれを用いたビデオ・アーカイバを提案し、シミュレーションにより基本検討を行なった。フレーム・ソーティング法は、フレーム相関係数などの評価関数により、時間軸方向のフレーム順序を変更して同一シーンのフレームの並べ替えを行なう方法である。この方法により並べ替えられた画像を符号化すれば、並べ替え前に比べて冗長性を削減できるため、多量の映像ソースの高圧縮蓄積が可能である。ソーティングおよび符号化シミュレーションを行なった結果、本方法によれば、従来のフレーム順のまま符号化する場合に比べて高圧縮符号化が可能であることを確認した。
  • 伊東 哲哉, 松田 一朗, 伊東 晋
    原稿種別: 本文
    1996 年 20 巻 64 号 p. 25-30
    発行日: 1996/11/22
    公開日: 2017/10/13
    研究報告書・技術報告書 フリー
    任意形状の領域分割に基づいた動き補償方式では, ブロック歪等の画質劣化要因を大幅に低減できるが, 領域形状の記述に多くの情報を要す.そこで本稿では, ポロノイ図を用いた動き補償方式を提案する.ボロノイ図は母点の位置情報のみから一意に再構成できるため, 領域形状を比較的低レートで符号化できる.計算機シミュレーションでは, 提案方式を用いて動き補償を行った後, 予測誤差信号を通常の矩形DCTを用いて符号化した.その結果, 再生画像のSN比が従来方式(矩形ブロック動き補償+矩形DCT)に比べ0.5〜1.5dB向上し, さらに主観的な画質も改善されることを確認した.
  • 木村 青司, 上野 初仁, 松田 一朗, 伊東 晋
    原稿種別: 本文
    1996 年 20 巻 64 号 p. 31-38
    発行日: 1996/11/22
    公開日: 2017/10/13
    研究報告書・技術報告書 フリー
    動画像符号化のための新しい動き補償方式として, 種々の動きに柔軟に対応することのできる, 可変サイズ可変形状ブロックに基づいた方式を提案する.本方式では, Warping予測を基本としており, その代表ベクトルの修正とブロック分割とを交互に行う手法を新たに開発することで, 大局的な動きと局所的な動きを効率的に補償することを可能にしている.さらに, 動物体の境界部で発生する不自然に変形した歪を低減するため, このような部分に対してはブロックマッチングを選択的に適用し, かつそのブロック形状を動物体の境界に沿うように変形している.本方式では, 従来のブロックマッチング法に比較して, 予測画像のSN比が2dB以上改善されると共に, 動物体の境界部の再現性が向上し, 視覚的にも良好な予測画像が得られることを確認した.
  • 中嶋 正之
    原稿種別: 本文
    1996 年 20 巻 64 号 p. 39-46
    発行日: 1996/11/22
    公開日: 2017/10/13
    研究報告書・技術報告書 フリー
    今夏, アメリカニューオリンズで, 8月3日から9日までに開催されたCG, ディジタル映像およびインターラクティブテクノロジの祭典であるSIGGRAPH'96の概要の報告を行う.今年も, 例年通り, ハリウッドを中心とした最新の映画におけるディジタル映像が華やかな話題を集めていた.また今年はエレクトロニックシアター, 展示会, 論文, パネル討論, アート展以外にも新たにディジタルバイユー, アニメーションスケッチ等多くの催しも加わり大変盛りだくさんかつ有意義な一週間であった.
  • 高橋 裕樹, 中嶋 正之
    原稿種別: 本文
    1996 年 20 巻 64 号 p. 47-53
    発行日: 1996/11/22
    公開日: 2017/10/13
    研究報告書・技術報告書 フリー
    神経回路網を用いたバターン認識において, どのような構造の神経回路網を用いるかを決定することが非常に困難である.どのような構造の神経回路網を用いても, ある程度の認識率を得ることが可能であるが, 認識率や学習効率において, 与えられた学習課題に対し最適な構造の神経回路網を解析的に決定することは困難である.そこで, 本論文では, 階層型神経回路網の構造決定と学習を同時に行う手法について提案する.提案手法においては, 一つの神経回路網を一つの個体であるとみなし, 神経回路網の構造が同じ個体を同一の種であると定義する.神経回路網は, 学習を行いながら, 同一種内で与えられた学習課題に対する認識率を評価基準として淘汰, 増殖を行う.構造が異なる神経回路網, つまり異種間においては, 認識率を評価基準として, 種内の個体数を増減させる.また, 優秀な種は自分と構造がわずがに異なる新しい種を生成する進化規則を定義することで, 様々な新しい構造を持つ神経回路網を生成する.本論文では, 手書き片仮名を認識する神経回路網の学習, 構造決定を行う実験を行い, 手書き片仮名に適した構造の神経回路網を得ることができた.
  • アボウル エラ, 高橋 裕樹, 中嶋 正之
    原稿種別: 本文
    1996 年 20 巻 64 号 p. 55-60
    発行日: 1996/11/22
    公開日: 2017/10/13
    研究報告書・技術報告書 フリー
    イメージモーフイングは活発に研究が行われている分野であり, 最近ではwarping functionとユーザインタフェースを改善する努力がなされている.モーフィングをするために与えられた2枚の画像中の特徴点を設定する場合, 莫大な時間がかかり, ユーザにとっては非常に大変な作業となる.したがって, 本論文では, Snakeモデルに基づいて画像中から特徴点を検出する半自動的なアルゴリズムを提案する.特徴の輪郭線の付近に2点の端点を指定するだけで, 画像の特徴を利用して, その2端点を結ぶ曲線上に新しい特徴点を生成する.本手法を用いることで, ユーザは容易に特徴点を決定することが可能になる.また, 与えられた2画像間の特徴点の対応付けも容易に行える.
  • 横山 敏明, 伊藤 渡, 上田 博唯
    原稿種別: 本文
    1996 年 20 巻 64 号 p. 61-68
    発行日: 1996/11/22
    公開日: 2017/10/13
    研究報告書・技術報告書 フリー
    映像をディジタル化してディスクに格納し、計算機処理で編集するノンリニア編集システムでは、各種の特殊効果をソフトウエアで実現するときの処理時間が解決すべき問題のひとつとなっている。本稿では、映像に文字をスーパーインポーズする際のアンチエイリアシングに関して行った実験結果について報告する。具体的には、まず手法の組み合わせについて検討し、その中の二つの場合について幾つかの方法を試みた。そしてその処理時間と合成画像の画質や、それぞれの方法の制約条件などを比較した結果について報告する。最後にその結果に基き、我々が開発中のノンリニア編集システムにおいて実用的で有効な方法はどれかを考察する。
  • 原稿種別: 付録等
    1996 年 20 巻 64 号 p. App1-
    発行日: 1996/11/22
    公開日: 2017/10/13
    研究報告書・技術報告書 フリー
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