植草学園短期大学紀要
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Print ISSN : 1884-7811
植草学園短期大学紀要
幼稚園・保育園と小学校接続の活動参加における「幼児期の 終わりまでに育ってほしい姿」を指標にした学生の体験的な学びの意義
植草 一世金子 功一松原 敬子園川 緑小向 絵美池田 里香萩生田 明
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2023 年 24 巻 p. 1-9

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抄録

本研究は、植草学園大学附属美浜幼稚園・M保育園・T小学校の接続の活動参加における自然体験活動(以下:森の遠足)の報告から、保育者養成における「幼児期の終わりまでに育ってほしい(10の)姿」でどのような学びがあるかについて調査し、考察することを目的とした。森の遠足の舞台は、植草学園の「共生の森」であり、短期大学の保育科学生1年生53名を調査対象とした。森の遠足後の学生の記述について、テキストマイニングの手法であるKH Coderを用いた共起ネットワーク分析を行った。その結果、学生は子どもたちとの森の遠足を通じて、10の姿の中でも、1)健康な心と体や2)自立心、3)協調性、7)自然とのかかわり・生命尊重だけでなく、6)思考力の芽生えや8)数量・図形・文字等への関心・尊重、9)言葉による伝え合い、10)豊かな感性と表現の8つの姿が身につくことが示唆された。

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