人間と環境
Online ISSN : 2433-6408
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「奥山田町のしだれ桜」小考
大宝二年持統太上天皇三河行幸との邂逅
花井 しおり
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2017 年 8 巻 p. 100-106

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抄録
岡崎市奥山町には、樹齢1300 年とされる、「持統天皇お手植え」伝承をもつ「持統桜」が残る。 その桜の樹齢が1300 年であるとすれば、『続日本紀』大宝2 年(702)に見える、持統太上天皇 の三河行幸と関わるものと解される。しかし、『続日本紀』は、持統太上天皇の三河行幸時の動 静を欠く。そこで、『万葉集』の大宝2 年の三河行幸関係歌等から、「奥山田町のしだれ桜」と 持統太上天皇の三河行幸との関連を考察する。
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© 2017 人間環境大学
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