2026 年 71 巻 2 号 p. 35-40
世界各地の公知の情報源から,除草剤の有効成分と殺草スペクトラムの関係に関する情報を収集した。掲載された除草効果を一定のルールに従って数値化して集計し,867草種218成分について,各草種に対する各有効成分の効果を10段階評価で示した詳細表を作成した。また,日本国内の既登録剤に関して,作目別の早見表も作成した。ある有効成分について,特定草種への防除効果が不明な場合の推測,すなわち「同属他種に効果があれば効果がある」もしくは「同じHRACコードの別有効成分で効果があれば効果がある」の仮説は,本調査で収集したデータで検証した結果,評価値差の平均値は高確率でランダムの場合を下回り,一定の妥当性が示された。