雑草研究
Online ISSN : 1882-4757
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DCPA, NIP, ATAの細胞遺伝学的効果に関する研究
武久 慎石川 尚雄藤巻 定雄野口 照久
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1966 年 1966 巻 5 号 p. 154-156

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抄録

ATA, NIP は細胞分裂にも, 染色体にもほとんど影響がなかつた。このことは, これらの殺草作用は細胞分裂阻害に基くもの, または染色体異常から派生してくる遺伝的情報の混乱に基づくものではないことを示唆する。DCPAについては顕著な分裂阻害効果が認められた。これは紡錘体機能の異常に基づくと考えられる。DCPAの殺草作用の一つとして細胞分裂阻害は大いに考えられる。

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© 日本雑草学会
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