1) 薬剤散布と土壌混和を一連の作業で実施できる耕耘機の付属品として除草剤散布機を試作し, その土壌混和の均一性について, また同じ耕耘機のロータリーを用いて, 手散布したトリフルラリン粒剤の土層別混入程度をコムギ農林61号を検定植物とする生物検定によって検討した。
2) 試作機を利用して, トリフルラリン乳剤を散布と同時に土壌混和した結果, 耕耘機の走行速度の遅速による土壌混和処理のむらは認められなかったが,作業上かちみると低速 (34.9m/分) が高速 (63.8m/分) より作業が容易であった。
3) 耕耘機のロータリーを用いて土壌混和したときの薬剤の土層別分布は, 浅い層に多く, 深い層ほど少なかった。