Webインテリジェンスとインタラクション研究会 予稿集
Online ISSN : 2758-2922
第17回研究会
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セッション2:機械学習と最適化
アソシエーションルールを継続的に発見する進化計算手法の評価
松野 省吾嶋田 香荒平 高章
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p. 31-32

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抄録

本稿では,進化計算の一手法であるGNP-based rule mining method (GNMiner)を用いて検出されたルール集合の特性に沿って,その最適なパラメータ設定を検証した.一般的な進化計算手法は最終世代におけるエリート個体を課題に対する解とする。そのため,「獲得できるルール数」に着目した評価がされる.一方,GNMinerは与えられた条件を満たす解を世代継続的に蓄積する戦略をとる.このため,進化時の選択・再生の操作法,パラメータ群の設定法が従来の進化計算とは異なり,目的に沿った設定の評価が必要である.そこで,筆者らは蓄積されることとなるルール集合の特性に対する評価の観点から進化操作時のパラメータ設定を検証する.その初段の評価対象として,分類問題に用いたときの精度,ルールを構成する属性数(ルールの複雑度合い),ルール蓄積における進化過程の動態(パラメータの変化),に注目したシミュレーション実験を実施することで,GNMinerにおける効果的な進化設定を考察する.

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2021 この論文のすべての権利と著作権は著者に帰属します。
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