Webインテリジェンスとインタラクション研究会 予稿集
Online ISSN : 2758-2922
第20回研究会
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セッション3:LLM(1)
データサイエンス分野のPBL演習の各学習ステップのKPIに関する教育理論の面からの検討
水谷 優香後藤 千颯笹嶋 宗彦
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p. 37-40

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抄録

PBL演習は,学生がデータサイエンティストになるための素養を学ぶための授業であり,企業と連携して実データを用いてグループで課題発見から提案まで考えていく.学生はPBL演習を通してデータの分析力や,グループ内でのコミュニケーション力などを身に付けることができるとされている.他方で,教育工学の分野では長年にわたって教授・学習理論が様々に提案されている.本研究では,兵庫県立大学社会情報科学部で行われているPBL演習Iをモチーフとして,授業の各学習ステップに学習・教授理論のどの理論に当てはまるかを検討する.そして,理論内容から各学習ステップのKPIを検討し,そのKPIごとの教育効果を測定する.PBL演習Iの全講義終了後に,受講生に対してアンケートを行い,分析を行った結果,グループワークについて学ぶステップで教員の指導力に応じて受講生の理解に差が出るものがあることが分かった.

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2024 この論文のすべての権利と著作権は著者に帰属します。
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