主催: Webインテリジェンスとインタラクション研究会
会議名: WI2研究会
回次: 8
開催地: 鹿児島県市町村自治会館
開催日: 2016/06/04 - 2016/06/05
p. 1-6
マイクロブログの一つであるTwitterでは,突発的な感情の発露を表すために,ツイートを「勝ったああああああああ」や「やめてぇぇぇぇ」のように叫喚表現化することがある.先行研究では,ツイートの叫喚表現化された部分を正規形(「勝った」や「やめて」)に変換することで,既存の様々な辞書(lexicon)を利用できるようにするための手法が提案されているが,叫喚表現化によりツイートの感情や印象がどう変化するのかについては触れていない.そこで本論文では,ツイートを読んだ人が受ける印象に焦点を当て,叫喚表現を含むツイート(叫喚ツイート)の印象と叫喚表現を正規化したツイート(非叫喚ツイート)の印象を267人のTwitterユーザが参加するアンケート調査に基づいて調べ,比較することで,その特徴を明らかにする.