抄録
降雪粒子の形成過程や、気象条件による形成の違いを解明するためには、粒子形状の計測とその解析が必要である。本研究では,異なる3方向に設置したCCDカメラを用いて降雪粒子を連続的に撮影し,2次元画像を生成した.さらに,雨滴解析用装置の2D-Video-Distrometer(“2DVD”)を用いて,落下中の粒子をラインスキャンし,同一粒子の粒径,落下速度,扁平率,2方向からの形状データを取得した.3枚の濃淡画像に対し,画像処理を施すことにより,2DVDで得られたシルエット画像およびデータ項目と共に比較・解析が可能な3次元粒子映像を作り出すことができた.