本研究の目的は風景画像の構成要素と印象との関係を明らかにすることである.画像の印象はSD(Semantic Differential)法を用いた主観評価実験により,風景画像を評価するため感性語対における印象値を得た.実験に用いた画像は680×480pxの原画像から隣合う画像と情報が80%共有する320×240pxの部分画像を24枚作成した.画像解析は線の要素と考えられる直線度,曲線度,水平線度,垂直線度,斜線度に着目し画像特徴量を抽出した.各画像間の画像特徴量の変化と感性語における印象値の変化について調べ,どの画像特徴量が印象と大きく関係するかを検討した.