画像電子学会研究会講演予稿
Online ISSN : 2758-9218
Print ISSN : 0285-3957
画像電子学会第270回研究会講演予稿
セッションID: 13-05-60
会議情報

接続性を保証したブロック作品組立手法の自動生成に関する研究
*柴田 大樹張 英夏向井 信彦
著者情報
会議録・要旨集 認証あり

詳細
抄録

ブロック玩具はユーザの自由な創造性を刺激する一方, 複雑な3次元作品を設計図なしで制作することは困難である. 本稿では接続が保証されたブロックの組み合わせを自動で生成する手法を提案する. はじめに, セルオートマトン法を用いて初期組み合わせを計算する. 次に, ラベリング処理を用いて接続が保証されているかどうか確認を行う. ラベリング処理で接続が保証されていない箇所に対して, 再構築処理を行う. 再構築処理では作品の厚みを増やすことによって, ブロックを置き換え, 接続を保証する. 本手法の有効性を調べるために, 計 300 個の入力に対し, 設計図の自動生成を試みた. その結果, 88%の確率で接続を保証することができた.

著者関連情報
© 2014 一般社団法人 画像電子学会
前の記事 次の記事
feedback
Top