画像電子学会研究会講演予稿
Online ISSN : 2758-9218
Print ISSN : 0285-3957
画像電子学会第285回研究会講演予稿
セッションID: 17-04-002
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粒子ボリュームレンダリングを用いた 両眼視可能な炎映像の生成システム
*今田 明洋藤代 一成
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会議録・要旨集 認証あり

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抄録
CG の分野において,炎や煙,雲といった効果を表現するためにビルボードが使用されている.また,こうしたビルボードを用いた表現によってエフェクトを生成できるシステムが存在する.しかし,ビルボードを用いた表現は物体の内部を描いていないため,視点によっては矛盾が生じる場合があり,また,三次元的な深さ情報を正確にもたないため,他 の物体とのレンダリング時に前後関係が崩れることがある.さらに,両眼視型のバーチャルリアリティシステムにおいては, 左右とも同様のレンダリング結果を生じるため,視点との距離が近いほど立体感を失うことになる.そこで,本研究では, 既存のシステムに近いインタフェースをもちながらも,両眼視環境で,どのような視点においても立体感が失われず,矛盾 が起きない炎の表現を作成できるシステムを提案する.
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© 2018 一般社団法人 画像電子学会
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