西部造船会々報
第100回西部造船会例会(西部造船会々報 第100号)
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海上物流に適合した陸上拠点の配置計画に関する研究
篠田 岳思福地 信義宮原 健一郎
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p. 27

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抄録

近年, コンテナ船会社の国際連携によるアライアンス化や船の大型化, さらには荷主のニーズである必要な物資を複数地点間で間断なく供給していく輸送システムに対応した複合輸送など, 輸送環境が急速に変化してきている。このことから, 日本の港湾に求められているサービスとしては港の大水深化, 荷役の迅速化, 低コスト化などが挙げられている。しかし, 港湾の荷役設備は扱う荷姿により設備の機能, 形態, 構造, 能力が大きく異なり, さらには時代と共に荷姿も変化するため, 施設等の配置やバースの形態等も含めた港湾施設・機能の見直しが常に余儀なくされる。これらの課題を解決するためには, 従来にもましてより効率的·効果的投資が求められている。本研究では, 物流の高機能化とコストの削減に資する陸上拠点としての港湾整備のために, 港湾配置の適切性の評価を行うと共に, 港頭地区の配置計算を行った。

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© 2000 公益社団法人日本船舶海洋工学会
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