西部造船会々報
第104回西部造船会例会(西部造船会々報 第104号)
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初期計画における船体振動評価法の構築
(その1 二重底構造固有振動数の推定)
加藤 瞭古野 弘志楊 風祥
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p. 15

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抄録

本研究では、主機の2次アンバランスモーメントに対する船体振動応答および振動数の予測のために、二重底構造の簡易固有振動数推定法について検討を行う。概略の一般配置図や中央横断面形状を決定する場合、二重底振動が主船体振動に及ぼす影響について検討しなければならない場合がある。このように種々のデータが流動的である場合において、二重底の固有振動数を短時間で知り得ることは、数多くのシミュレーションを可能とし、設計における自由度を大きく高めることが出来る。本研究では、剪断変形を考慮した直交異方性板を用いて二重底構造を表現し、その直交異方性板の周辺に等価な捩りビームを配置して最低次固有振動数を推定する方法について述べる。

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© 2002 公益社団法人日本船舶海洋工学会
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