西部造船会々報
第110回西部造船会例会
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自律型長距離深海巡航探査機の開発
*山本 郁夫
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p. 13

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抄録

深海巡航探査機「うらしま」は地球温暖化のメカニズムを解明するために必要な塩分濃度、水温等の海洋データを、広範囲にわたって自動で採取し、自律して海洋調査が行われるため、船舶では観測が困難な北極域や海底火山周辺の調査が可能となる、「うらしま」は自律して長距離を航走するために必要な閉鎖式燃料電池と、高精度航法システム、深海底を精密に探査することを目的としてデジタルカメラやサイドスキャンを搭載している。2005年2月26日_---_28日の航走で全自動航行の無人探査機として世界最長となる317kmを達成した。本論文では、深海巡航探査機の技術について解説する。

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© 2005 公益社団法人日本船舶海洋工学会
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