西部造船会々報
第98回西部造船会例会(西部造船会々報 第98号)
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破壊靱性を考慮した船体用鋼板使用区分に関する提案(その2)
斉 葵矢島 浩山本 元道福井 努藤井 一申
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p. 20

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抄録

先に, 日本海事協会(NK)鋼船規則の船体用鋼板使用区分に関して種々検討し, 限界板厚における許容亀裂長さに, かなりのばらつきがあることを明らかにした。また, 各グレードの船体用鋼板に対する, 限界板厚に対応した, 船体最低使用温度−50℃までの許容亀裂長さが合理的な設定値を満足するような, 板厚80mmまでの, 船体用鋼板使用区分を提案した。引き続き, 本報は, 1996年の国際船級協会(IACS)による船体構造部材の分類により, NK規則での設計条件に対応する作用応力を設定して, 船体最低使用温度−50℃までの, 船体用鋼板使用区分を検討·作成したものである。

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© 1999 公益社団法人日本船舶海洋工学会
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