X線分析の進歩
Online ISSN : 2758-3651
Print ISSN : 0911-7806
原著論文
積層した焦電結晶によるX線発生挙動およびその温度依存性
山本 孝馬木 良輔山岡 理恵
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2014 年 45 巻 p. 327-334

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抄録

積層させた薄片状タンタル酸リチウムまたはニオブ酸リチウム単結晶とセラミックヒーターを用いた小型高電場発生デバイスを製作し,これまでの検討より高温領域である室温から650 Kまでの間でX線発生実験を行った.473 Kから650 Kまで10-4 Pa下で加熱すると最高28 keVのX線が発生した.積層させた焦電結晶の側面では温度変化に伴い局所的な放電が繰り返し起こった.焦電結晶の形状と放電発生について議論した.

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© 2014 公益社団法人日本分析化学会 X線分析研究懇談会
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