茨城大学大学院理工学研究科応用粒子線科学専攻
三菱マテリアル株式会社中央研究所
東北大学金属材料研究所
東北大学多元物質科学研究所
2016 年 47 巻 p. 173-178
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銅合金の合金元素による応力緩和とミクロ組織の回復の関係性を解明するために,X線回折ラインプロファイル解析を行った.応力緩和試験を施したCu-0.057 at% Zr,Cu-1.7 at% MgおよびCu-27 at% Zn合金の結晶子サイズ,転位密度,転位配置パラメーターを評価した.Cu-Zn合金の耐応力緩和特性がCu-Zr,Cu-Mg合金より劣る.その一因として,Cu-Zn合金中の高密度転位が回復による応力緩和を促したことを明らかにした.
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