藥學雜誌
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Print ISSN : 0031-6903
蛇床子の成分に就て(満洲産漢藥研究第二報)
中尾 萬三
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1920 年 1920 巻 462 号 p. 685-707

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抄録

著者は漢藥蛇状子に本邦の本草學者が充てたる三種の植物が何れも支那の本草に謂ふ所の蛇状子に非るを辯じ眞正の蛇状子は満洲竝に支那各地に産するSelinum Monnieri,L.の種子に外ならずとして其形態を明にし、其成分として未だ文献に無き一種の揮發油を得たるが此ものは主として左旋性ビネーン、左旋性ヵムフェーン竝に左旋性異性纈草酸ボルニールエステルより成ることを明にせり。

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© 1920 by the PHARMACEUTICAL SOCIETY OF JAPAN
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