2006 年 14 巻 p. 75-80
最近になって、日本の美容業界は成熟期に入った印象を受けていたが、それと逆行するかのように美容学校の新設や既設の美容学校の定員増加などが突然のように相次いだ。これまでも美容界のさまざまな暗黙のルールがしだいに変化してきていたが、この美容師養成施設の数あるいは定員増加は美容界の新たな変化を予感させる。そのような時代に対応する方策の1つが美容室の宣伝であると考えられる。ここにその宣伝方法の1つを考案し、提示した。この方法はあくまでも、全ての美容室に応用できるわけではない。基本的には、美容室の数だけ宣伝方法の種類がある。ここに示した方法はハイレヴェルを意識する、メインストリートに面した美容室に利用可能であると推定される。