抄録
日本顔学会は、1995年、顔に関する研究の発展を期し、「顔学」の普及を図ることを目的に発足した。1) 従来の専門化・細分化してきた研究の流れとは逆の、統合化・総合化の動きとして捉えることができる、多様な分野の研究者で構成されている。本学では開学当初、化粧を教授する教員が学会員として参加し、その後、美容師養成に関わる教員も参加し、今に至っている。本年度、本学からは佐藤・阿部が参加して発表を行った。今回の発表は、美容技術理論の一部である美容デザインの内容から、ヘアスタイルの顔への影響について、調査報告するものである。髪型の顔への影響は疑念の余地がない。しかしながら、ヘアスタイルについての調査報告は少なく、今後も継続して調査を行うことは、美容師養成における教育にとって有益であると考え得る。ここでは、学会での発表の内容と、錯視などの専門家の助言から得た課題について報告する。