有機合成化学協会誌
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N-Lauroylsareosineの合成
アミノ酸の研究 (第3報)
白井 忠成田 敏郎山口 剛一故 荒井 慶一
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1972 年 30 巻 1 号 p. 68-75

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抄録
長鎖状N-アシルアミノ酸の合成法は一般に, アミノ酸のアルカリ性水溶液に酸クロライドを滴下反応させるか, アミノ酸エステルと酸クロライドを縮合させた後, エステルを加水分解する方法で行なわれている。
筆者らはStrecker法の中間体であるアミノニトリルに着目し, これをまず酸クロライドでアシル化した後加水分解する方法を検討した。
すなわち, まづザルコシノニトリルをラウロイルクロライドでアシル化し, 得られるN-lauroylsarcosinonitrileをアルカリあるいは酸によって加水分解する方法を試みた。
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© 社団法人 有機合成化学協会
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