宇宙航空研究開発機構宇宙科学研究所
2011 年 20 巻 2 号 p. 125-129
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アストロバイオロジーは純粋なサイエンスであり,真理の探究がその目的であるが,極限環境下での植物の利用という観点から,その応用について考える.一つは将来の火星の環境下で行われる宇宙農業であり,低圧下での植物栽培を追求した結果,与圧温室ドームではなく火星の大気圧下での農作物のハウス栽培の可能性が見えてきた.もう一つは,放射性物質に汚染された土壌の浄化に植物を用いる方法の有効性である.これらは未来社会でアストロバイオロジーの応用可能性を示している.
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