土地利用は,国土の綜合的高度利用と国民の利益に合致するものでなければならない。したがって,その時の経済的社会的要請に応じて土地利用の重点が変ってくる。しかし,その場合でも,土地を利用する技術の発展段階によって変ってくる。草地については,戦後社会的経済的条件が,その発達を要請しているので,土地利用という見地からも草地を発展させねばならない。しかし,それはあくまで他の産業と客観的に競合しうる体のものでなければならぬ。それらの競合する耕草林地については,比較する客観的方法論について研究が行なわれている。
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