仙台白百合女子大学紀要
Online ISSN : 2433-6416
Print ISSN : 1342-7350
11 巻
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  • 原稿種別: 表紙
    2007 年 11 巻 p. Cover1-
    発行日: 2007/01/31
    公開日: 2018/07/20
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 目次
    2007 年 11 巻 p. Toc1-
    発行日: 2007/01/31
    公開日: 2018/07/20
    ジャーナル フリー
  • 遠藤 道代
    原稿種別: Article
    2007 年 11 巻 p. 1-8
    発行日: 2007年
    公開日: 2018/07/20
    ジャーナル フリー
    血液透析患者(HD患者)の生命予後を左右する重要な因子として、血中アルブミン濃度の低下が知られているが、これを定義づけるメカニズムはあきらかにされていない。血清中の多価不飽和脂肪酸と飽和脂肪酸の比率(S-P/S比)は、低たんぱく栄養状態を示す栄養因子ではないが、HD患者でしばしば見られる動脈硬化発症との関係が知られている。このS-P/S比と低アルブミン血症との関係を調査するために、103名のHD患者と171名の正常者の血清脂肪酸分画を測定して比較を行い、さらにHD患者において18ヶ月間追跡調査を行った。方法は、この分画からS-P/S比を算出し、四分位(Quartile : Q1-Q4)による血清アルブミン値(S-alb)の関係を調べた。またS-alb濃度と関係する因子について、年齢、S-P/S比、総コレステロール、トリグリセリド、クレアチニン、たんぱく異化率(normalized protein catabolic rate : nPCR)の影響を評価した。結果、S-albはHD患者でS-P/S比と関係があり(P<0.05)、低アルブミン血症の独立した因子であることを示した。血清脂肪酸分析後の18ヶ月間の追跡調査の間に、14名のHD患者が死亡した。生存者89名のS-albおよびC反応性たんぱく(C-reactive protein : CRP)を測定し、Quartile間での比較を行った。死亡率はS-P/S比の最も低い患者(Quartile1 : Q1)で、他のQuartile 2〜4(Q2-Q4)の患者群より高値を示した。またS-albは、Q1の患者で他のQ2-Q4の患者群より有意に低値を示し、CRPはS-P/S比の低いQ1とQ2の患者群において、S-P/S比が高値を示したQ3とQ4の患者群より有意に高値を示した(p<0.05)。本研究から、HD患者のS-P/S比は、低アルブミン血症と炎症反応と関係する可能性があることが示唆された。
  • 宮崎 正美
    原稿種別: Article
    2007 年 11 巻 p. 41-64
    発行日: 2007年
    公開日: 2018/07/20
    ジャーナル フリー
  • 茂木 千明
    原稿種別: 本文
    2007 年 11 巻 p. 65-80
    発行日: 2007/01/31
    公開日: 2018/07/20
    ジャーナル フリー
    Olsonの家族円環モデルに基づいた「凝集性」「適応性」「コミュニケーション」の3つに関する側面からなる健康な家族機能に対して、家族がどのように認識しているか、健康の評価としての重要性を実際の自分の家族の現実の評価との関係からみた。家族が健康な家族機能として重視する機能が、家族の現状を維持するために重要なのか、あるいは家族の現状に不足しているから重要なのか、家族のもつ健康な家族像と現在の家族機能の状況という観点から、家族のもつ家族像の意味を検討した。その結果、「凝集性」は、家族には現状を維持するための重要な機能として認められやすく、家族のもつ家族像にも反映していることがわかった。それに対し「適応性」は、家族の現状維持よりは現在の家族に不足している機能として認識され、健康な家族像には反映されていなかった。また、現在の家族機能で重視されるものとして、家族成員共通の認識では、凝集性の下位概念である「援助」「忠実心」「心理的安全性」「家族という一体感」「健康管理」は家族の現状維持のために重要であり、凝集性の「分化」とコミュニケーションの「話をする人・話・自分に価値を置く」は現在の家族に欠如しているため重要であるという意味が確認された。家族成員の認識内容の比較では、現在の家族に欠如しているため重要であるとされる内容として、父親は「コミュニケーション」をあげているのに対し、母親と子どもは「コミュニケーション」だけでなく「適応性」もあげているのが特徴であった。
  • 山田 恵
    原稿種別: 本文
    2007 年 11 巻 p. 81-94
    発行日: 2007/01/31
    公開日: 2018/07/20
    ジャーナル フリー
  • 郡山 昌明
    原稿種別: Article
    2007 年 11 巻 p. 95-106
    発行日: 2007年
    公開日: 2018/07/20
    ジャーナル フリー
    1998年6月に中央社会審議会社会福祉構造改革分科会より出された「社会福祉基礎構造改革について(中間まとめ)」の中で、「利用者の選択」によるサービスの提供が謳われ、これまでの社会福祉の概念が大きく変化した。保健医療機関で働くソーシャルワーカーは、そのような状況の中で、利用者に対し、疾病に起因する生活課題、また心理的な課題を指導ではなく利用者自ら解決できるよう支援を行ってきた。その支援方法としては、面接という行為はもちろんのこと、その他にもアセスメントシートなどといったツールを活用し支援・相談活動を行ってきた。そのツールについては、多くの研究者が文献の中で紹介している。それらの研究で言われているツールの多くは、ソーシャルワーカーが利用者の情報を収集する目的であるとか、ソーシャルワーカーの存在を広報する、帰属する組織での情報交換やソーシャルワーカー自身の業務量を示すものであった。これは、支援者側のツールであって、利用者の人としてその意思や権利を保障するものではなかった。近年、社会構造が変化し、国民の、または支援を必要とする人のニーズも多様化してきている。そのような中、ソーシャルワーカーは、利用者自身によるサービスの選択権の行使、そして自己実現することを支援するためのソーシャルワークを展開していかなければならない。本稿では、ソーシャルワークにおけるツールを「ソーシャルワーク過程において効率的に利用者のニーズと社会資源を結びつけ、利用者の選択の行使や自己実現が容易に行われるための道具」と定義した。ソーシャルワークにおけるツールが、先行研究においてどのような位置づけのもと開発され、活用されているのかを検証し明らかにする。そのうえで、「利用者主体」「サービスの選択」「自己決定」を根底に据えた積極的な権利の行使が遂行できる「ツール」開発の必要性を論じるものである。
  • 佐々木 ルリ子
    原稿種別: Article
    2007 年 11 巻 p. 107-117
    発行日: 2007年
    公開日: 2018/07/20
    ジャーナル フリー
    献立作成は栄養士・管理栄養士を目指す学生に必要な能力である。栄養士・管理栄養士教育の中で献立作成能力を育てるには、家庭での食事のかかわりや学生自身が献立作成能力を自己評価できることが、その能力向上に必要であると思われる。そこで学生の食事へのかかわりと献立作成の実態および献立作成能力の自己評価を調査検討した。1.中学・高校時に家庭で「料理作り」や「料理の手伝い」をほとんどしなかった者の割合はそれぞれ82.7%、61.6%と高率であった。2.ふだんの食事づくりでは、中学・高校時に「食器の配膳」や「食事の後片付け」を行っていた者は積極的であったが、自宅生やアルバイト実施者は低率で現在の生活状況が影響していた。3.献立は、栄養バランスや色どり、調理方法を考慮して作成していたが、食材料費や施設・設備機器に留意する意識は低率であった。4.献立作成課題の自己評価では、献立作成の理解度や積極性、献立の経済性の高い者が4割であったが、基礎的な知識や技術力が低く消極的な者がいたことも明らかとなった。5.学生は、献立作成能力の低さを自覚し、気づいていることから、その特徴を理解して学生の能力を養う教育が今後必要であろう。本研究の一部は第52回日本栄養改善学会学術総会において発表した。
  • 横尾 元意
    原稿種別: 本文
    2007 年 11 巻 p. 119-127
    発行日: 2007/01/31
    公開日: 2018/07/20
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    2007 年 11 巻 p. App1-
    発行日: 2007/01/31
    公開日: 2018/07/20
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    2007 年 11 巻 p. App2-
    発行日: 2007/01/31
    公開日: 2018/07/20
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    2007 年 11 巻 p. App3-
    発行日: 2007/01/31
    公開日: 2018/07/20
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    2007 年 11 巻 p. Cover2-
    発行日: 2007/01/31
    公開日: 2018/07/20
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    2007 年 11 巻 p. Cover3-
    発行日: 2007/01/31
    公開日: 2018/07/20
    ジャーナル フリー
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