「司書」が「インフォプロ」となることで,どのような景色が眼前に広がったのか。今回は公共図書館に勤務する「システムライブラリアン」が直面した事例を挙げながら,その景色を描いていきたいと思う。「インフォプロ」のスキルには「利用者中心検索」など「司書」以上のものがあるが,実際はその能力を活かせず,「司書」ゆえの壁を感じることもある。だが,それを打破するためには,やはり「インフォプロ」の知見を持ち続けることが必要である。一方で,「司書」の徹底したサービス精神など,「インフォプロ」が公共図書館でこそ学べる事項も多数あると言えるだろう。
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