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クエリ検索: "いいだ人形劇フェスタ"
5件中 1-5の結果を表示しています
  • 原 聖
    文化人類学研究
    2017年 18 巻 17-32
    発行日: 2017年
    公開日: 2025/05/22
    ジャーナル フリー

     越後妻有アート・トリエンナーレ、瀬戸内国際芸術祭など、近年、日本の各地で開催されているアート・フェスティバルを取り上げ、文化人類学におけるアートの意義を考える素材を提供する。アート・フェスティバルは2000年頃から日本で盛んになったが、地域活性化に大きく役立っているばかりか、社会・政治批判的要素が抜け落ちているといった批判があるとはいえ、難解とされる現代アートの大衆化にも多いに貢献している。

     比較のため、ケルト諸語文化圏 (とりわけブリトン語圏のブレイス(ブルターニュ) とカムリー (ウェールズ)) の代表的フェスティバル、またその他で筆者の馴染みのある欧州の地域 (エウスカル・エリア (バスク) やベネチア) にも言及し、その形態等、比較検討を行う。そのなかでは、アート・フェスティバルがその意義を強調する地域貢献が本当に成しえているか、また文化人類学にとってアートとは何かが、議論の焦点となった。

     ケルト諸語文化圏では、現代アートではなく、伝統的文化である音楽や舞踊を主体とした、なおかつ装いを新たにした伝統的祭りがその中心を占めているが、それも19世紀末以降の地方文化衰退の状況における再編成という側面があり、日本の地方文化の状況が類似する。日本のアート・フェスティバルの場合もそうした伝統文化との交流を意図した企画がおおいにあり、さらに現代アートもその展示が恒常化して、20年も経過すると伝統的文化的側面ももつことを強調した。

     また文化人類学では、その初期からプリミティブ・アートについておおいに議論しており、さらに超現実圭義者など現代アーチストとの交流も緊密な場合があり、現代アートともそのつながりが以前から深く、現在でもそうした現代アートとつながりを持つ人類学者が少なからずいることに言及した。

  • ―下伊那地方の人形浄瑠璃の事例より―
    瀬田 史彦
    計画行政
    2013年 36 巻 3 号 36-44
    発行日: 2013/08/15
    公開日: 2022/04/18
    ジャーナル フリー

    The study examines how local activities contribute to the preservation of traditional performing arts as an intangible cultural heritage by analyzing components of heritages and setting up preservation frameworks. As a case study, the Japanese traditional puppet show, “Ningyo-Joruri,” of the Shimoina region in Nagano prefecture is examined. Ningyo-Joruri is a composite performing art consisting of musical performance of traditional instruments (shamisen), narration by narrators (tayu) and performance of puppets (ningyo) in traditional sets. The study clarified that necessary elements for preservation include finding and maintaining successors (performers), gathering galleries of public performances, teaching traditional skill and technique, arranging or managing essential tools and sets, maintaining or reconstructing stages for performances and practices. In this case study, these elements have been appropriately preserved while the preservation method has radically changed since the early-modern age.

  • 人形劇、音楽ライブ、映像を組み合わせた参加型エデュテインメント・ライブコンテンツ・ツール
    原田 泰
    デザイン学研究作品集
    2015年 20 巻 1 号 1_82-1_87
    発行日: 2015/03/25
    公開日: 2015/05/22
    ジャーナル フリー
    電子付録
     本作品は、人形劇、音楽ライブ、映像を組み合わせた参加型エデュテインメント・コンテンツである。人形劇単体としての上演だけでなく、プログラミング系のワークショップやイベントでのメインコンテンツへの導入などのツールとして組み込むことも想定し、基本的なストーリーを分割したり組み変えたりすることで、他のコンテンツやイベントとの組み合わせが可能である。人形(リアルパペット)とバーチャルパペットの掛け合いが特徴で、ストーリーも観客の参加によって構成的に変化する。バーチャルパペットを含め劇の展開に「Scratch[注1]」を利用しているので、子どもたちがこのコンテンツをヒントにプログラミングに取り組むことができる。また場所を選ばず上演できるよう、最小限のスタッフと機材で移動が可能だ。開発については、最初の着想からプロトタイピングを繰り返し、上演を通してバージョンアップしながら進めてきた。
  • 日本公民館学会年報
    2020年 17 巻 168-198
    発行日: 2020/11/30
    公開日: 2021/01/20
    ジャーナル フリー
  • 2023 年度 日本演劇学会全国大会「歴史と演劇」パネル発表
    中島 裕昭, 花家 彩子
    演劇教育研究
    2024年 10 巻 1-32
    発行日: 2024/03/31
    公開日: 2024/05/10
    ジャーナル オープンアクセス
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