宮城県仙台市に本社をおく企業である A 社は、ホームセンターへの販売を軸とし、収納・家具インテリア用品、ガーデニング用品、ペット用品等で、圧倒的強さを誇る。最近では、LED 電球や掃除機等への家電分野への進出も目覚ましい。新商品の開発には意欲的で、毎年の売上高に占める新商品の割合は約 60 %という。
これら新商品のアイディアはどうやって生まれるのか、いかにして開発のスピードを上げるのか。多くの企業が持つこれらの疑問を一般情報と知財情報を用いて「見える化」を試みた。さらには、A 社が近未来に手掛けると思われる商品を想定し、A 社の開発フローと知財戦略をリンクさせることを試みた。
抄録全体を表示