れ線ノ過敏症抑制ノ一部機轉ニ對シテハ, 放射ヲ受ケタル試獸ノ, 體蛋白分解物質ノ参與ヲ考慮セラルルヲ以テ, 余ハ血液並ニ臓器ノ常存成分タル, 諸種あみの酸ノ海〓ニ於ケル實驗的過敏症ニ及ボス影響ニ就キ實驗ヲ行ヒ, 次ノ知見ヲ得タリ.
(1) ひすちぢんハ比較的高濃度溶液注射ニヨリテモ過敏症抑制ヲ認メズ.之ハひすちぢんガ過敏症發現物質ト稱セラルルひすたみんト關聯セルモノナランカ.
(1)
ぐるたみん
酸曹達溶液モ抑制力微弱ナリ。
(1) ぐりここる, あらにん, あるぎにん, ふえにーるあらにんハ高濃度溶液注射ニ於テノミ抑制作用ヲ有ス.
(1) あすぱらぎん酸, ちすちんハ中等濃度溶液注射ニヨリテ抑制作用ヲ有ス.
(1) ろいちん, ちろぢん, ぢおきしふえにーるあらにん等ハ, 稀薄溶液注射ニヨリテモ抑制作用ヲ有ス.
(1) 化學構造式上, あらにんヲ母體トスル有核あみの酸ハ, べんつおーる核ニ結合スルOH簇ノ増加ニ從ヒテ抗過敏性附與能カヲ増加セリ.
(1) あみの酸ノ過敏症ニ及ボス影響ト、血中沈降素ニ及ボス影響ハ絶對的ナラザルモ略同方向ニ作用セリ.
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