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クエリ検索: "これでわかった! 世界のいま"
4件中 1-4の結果を表示しています
  • 二村 伸
    学術の動向
    2015年 20 巻 12 号 12_76-12_81
    発行日: 2015/12/01
    公開日: 2016/04/01
    ジャーナル フリー
  • ──コルストン像引き倒しのタイミング再考
    井野瀬 久美惠
    学術の動向
    2021年 26 巻 12 号 12_32-12_37
    発行日: 2021/12/01
    公開日: 2022/04/22
    ジャーナル フリー

     新型コロナウイルス・パンデミック下で再燃した「ブラック・ライヴズ・マター(BLM)」運動は、アメリカのみならず、世界各地に拡大した。その主体である若者たちは、制度的レイシズムの根源を歴史に認め、歴史的人物の彫像や記念碑を「攻撃」し、その検証を求めた。本論考では、その最早期の事例として、ロックダウン中のイギリスで起こったコルストン像の引き倒しをとりあげ、そのタイミングを新型コロナ感染第一波と関連させて再考する。そこには、引き倒しの2日前に出された法令への「配慮」とともに、感染者数、死亡者数がエスニシティ別に公表された「コロナ禍の日常」があり、それが「イギリスの過去」を浮上させる方向へと作用していた。奇しくも日本では、引き倒しの同日、レイシズムへの無理解・無自覚を露呈する出来事が起こっていたが、それを厳しく指摘したのは歴史学者たちであった。

  • 伊藤 千尋
    E-journal GEO
    2021年 16 巻 2 号 327-344
    発行日: 2021年
    公開日: 2021/10/20
    ジャーナル フリー

    「人種」は,一般に浸透している用語であるが,概念の定義を学ばなければ誤解しやすい.人種概念に対する誤った認識や,過去・現在の人種主義に対する理解の欠如は,国内外で生じている人種差別への理解を矮小化し,他者への差別・偏見を助長する土壌にもなりかねない.人種概念の理解に向けて地理教育も積極的な役割を担う必要がある.現行の高校地理教科書における「人種」および「黒人」に関する記述を分析した結果,すべての教科書において「人種」や「黒人」という語は使用されているが,概念の定義を説明している教科書は限定的であり,その説明にも不十分な点がみられた.「人種」や「黒人」という語を用いることでしか表せない現実も存在するため,使用を必要以上に避けるのではなく,注意を払って使用することが求められる.また,不必要に人種概念によって地域を表象することにより,単純な地域理解に生徒を導いてしまうことは避けなければならない.

  • 東京パラリンピック放送
    山田 潔, 河村 誠
    放送研究と調査
    2022年 72 巻 9 号 42-73
    発行日: 2022/09/01
    公開日: 2022/10/20
    研究報告書・技術報告書 フリー
    パラスポーツの祭典「東京パラリンピック」は、コロナ禍での開催1年延期を経て2021年8月24日から9月5日の13日間開催された。NHK放送文化研究所では、この国家的イベントについて、NHK始め放送事業者がどのように取り組み、また視聴者がどのように受け止めたかを調査研究してきた。また、ピョンチャン、東京両大会直後にウェブ調査を実施するなど、障害当事者のパラリンピック放送の受け止めや共生社会への意識などについて研究を進めてきた。本稿では、障害のある人を主な対象として東京大会直後に実施したウェブ調査の結果を報告する。合わせて、これまでの研究を踏まえて、自ら障害のある筆者が自分自身を研究対象としつつ、共生社会進展に向けてパラリンピック放送のレガシーと、障害をはじめとするマイノリティーなど多様な人々を伝える放送のあり方や役割などを考察する。
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