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クエリ検索: "ひろえば街が好きになる運動"
2件中 1-2の結果を表示しています
  • *元木 理寿
    日本地理学会発表要旨集
    2009年 2009s 巻 S204
    発行日: 2009年
    公開日: 2009/06/22
    会議録・要旨集 フリー
    はじめに  近年、環境問題への意識の高まりから以前にも増してNPO・NGO等による地域の環境保全の実践活動、清掃活動などの取り組みが広がっている。筆者もこれまで埼玉県熊谷市において、「熊谷の環境を考える連絡協議会」主催による荒川河川敷清掃活動や「くまがや地域通貨研究会スカベンジャー」主催の清掃活動に参加してきた。このような活動は地域の環境活動としてしてだけでなく、様々な立場の人たちとともに地域の自然および社会環境を観察したり、考えたりできる場としても重要であると考える。 本報告では、産学官連携による環境教育の一環として、「
    ひろえば街が好きにな
    る運動
    」への参加と地域連携の取り組みについて報告する。
    ひろえば街が好きにな
    る運動
      
    ひろえば街が好きにな
    る運動
    (以下、「ひろまち運動」とする)とは、(株)日本たばこ産業(以下、JTとする)が2004年5月3日より始めた清掃活動である。具体的には、自治体、学校、ボランティア、各催事の実行委員会や参加団体などが、それぞれの催事などに参加する人や見に来た人とともに催事の行われている場所においてごみを拾う活動のことである。それぞれの地域の催事会場に拠点を設け、スタッフが清掃活動への参加を促し、応じた参加者には清掃用具を貸し出し、ごみを拾い集めて拠点に持ち込んだ参加者には記念品を手渡すというスタイルをとっている。 「ひろまち運動」は埼玉県においても広がっており、2007年度には18,146人が参加している。熊谷市では、7月20日~22日にかけて行われる祇園祭「うちわ祭」の中で、2006年度より「ひろまち運動」を開催することとなった。 熊谷市うちわ祭における「
    ひろえば街が好きにな
    る運動
    」 実施概要 熊谷市では、2006年度はJTが主催となり、協力として立正大学、熊谷市環境部、熊谷の環境を考える連絡協議会、が参加する体制の下で実施した。2007・2008年度は立正大学、JT、熊谷市環境部、が共催の形で実施した。実施日時は7月21、22日12:00~17:00であり、熊谷市コミュニティ広場に拠点を置いて活動を行った。  学生たちは、熊谷市うちわ祭りにおける「ひろまち運動」の中心スタッフとして活動した。イベントの拠点となるブースでは受付業務や参加方法の説明と清掃ツールの配布を行った。また、その周囲の清掃活動を行うとともに、拠点から半径500~1,000m圏内を周回し、お祭りを見に来られている方々に参加を促したり、ごみを収集して廻った。参加者によって集められたごみについては、熊谷市のごみ分別方法に準じて「可燃ごみ」、「カン」、「ペットボトル」専用のごみ箱を設置し、学生スタッフが説明を行った上で可能者に分別してもらった。最後に、収集したそれぞれのごみについては、熊谷市クリーンセンターにより回収・処分をした。   これらのことからも産学官連携による技術的進歩や提言については考慮すべき点はあると考える。また、企業の広告になってしまうのではないかという懸念の声もあるが、産学官のそれぞれの立場から意見を出し合い、地域環境への貢献、地域連携に向けての改善点を出し合い、補っていければより発展的である。産学官連携による「ひろまち運動」への参加は、活動としての単なる体験を重ねるだけでなく、地域の現状と問題点を捉え、解決に向けてのアプローチを身につける機会となるため、環境教育実践の場として有効であると考える。
  • ―― ひょうごプラスチック資源循環コンソーシアム ――
    𠮷田 光方子, 大角 宗久, 隈部 康晴, 髙原 伸兒
    廃棄物資源循環学会誌
    2023年 34 巻 5 号 347-354
    発行日: 2023/09/29
    公開日: 2024/02/08
    ジャーナル 認証あり

    兵庫県では,2022年度からプラスチックの使用削減・資源循環を推進するため,「ひょうごプラスチック資源循環コンソーシアム」として,県民・NPO・事業者・リサイクラー等,異業種の分野と連携し,4つのテーマ:①使用削減等,②水平リサイクル,③市町での効率的なプラスチック資源循環,④行動変容の取り組みを展開している。

     プラスチックは,便利で耐久性のある特性から我々の生活で広く使用されているため,テーマ①~③を進めるには,県民・事業者等の理解と協力が不可欠である。これらに共通するテーマ④の行動変容が極めて重要であり,いかにごみ問題を自分事として捉え行動へとつなげていくかという観点から,本県では一手法として SNS ピリカを用いた散乱ごみ回収状況の見える化の取り組みを進めている。

     本稿では,ひょうごプラスチック資源循環コンソーシアムの概要を示し,本県における SNS を活用した散乱ごみ回収状況の見える化の取り組みを紹介する。

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