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クエリ検索: "オトガイ隙"
2件中 1-2の結果を表示しています
  • 佐橋 悠, 佐橋 三和子, 中東 礼子, 北野 優香里, 日笠 喜朗
    動物臨床医学
    2022年 31 巻 1 号 21-24
    発行日: 2022/03/25
    公開日: 2023/03/25
    ジャーナル フリー

    症例は猫,雑種,約7歳,去勢雄。1カ月前より,食欲の低下と流涎を認めるようになった。口腔内は,重度歯周炎が認められ,上顎犬歯は動揺していた。重度歯周炎による食欲低下と診断し,第30病日に全身麻酔下にて残存歯の全顎抜歯処置を行った。左下顎犬歯の抜歯処置中にスリーウェイシリンジを使用して処置したところ,左下顎の腫脹と捻髪音を認めた。X線検査では下顎に空気含気像を認め,皮下気腫と診断した。バイタルサインの悪化がないことを確認して処置を継続し,残存歯すべての抜歯処置を行った。処置後,セフォベシンナトリウム8 mg/kgの皮下投与を行った。術後3日目では捻髪音が認めたが,7日目には捻髪音は認めず,X線写真でも含気像は消失していた。創傷部に癒合不全等の問題は認めなかった。本症例より,スリーウェイシリンジを使用する際は,圧縮空気の排出方向,強さなど使用には十分な注意する必要があることがしめされた。

  • 新福 玄二, 柏田 政利, 恒吉 勇男
    日本臨床麻酔学会誌
    2012年 32 巻 2 号 238-242
    発行日: 2012年
    公開日: 2012/04/25
    ジャーナル フリー
      歯科治療のまれな合併症として,皮下気腫,縦隔気腫がある.今回われわれは,全身麻酔下の歯科治療中に広範な皮下気腫と縦隔気腫を合併した症例を経験した.症例は,78歳男性で歯性嚢胞および埋伏歯に対する抜歯術中にエアタービンによると思われる皮下気腫を認めた.気腫は上気道から縦隔,心臓周囲にも浸潤していた.気腫による気道狭窄が予測されたため,術後も気管挿管を継続して集中治療を行った.患者は,術後2日目に抜管でき,13日目に合併症なく退院した.エアタービンを使用する際には,重篤な気腫を合併する危険性を念頭に置き麻酔管理する必要があると思われた.
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