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クエリ検索: "オリオンファーム"
3件中 1-3の結果を表示しています
  • 金澤 朋美, 木村 淳, 藤原 崇, 福中 守人, 一條 俊浩, 佐藤 繁
    日本獣医師会雑誌
    2021年 74 巻 9 号 539-546
    発行日: 2021/09/20
    公開日: 2021/10/20
    ジャーナル フリー

    ホルスタイン種経産牛の分娩後の血中カルシウム(Ca)濃度に及ぼすゼオライトA給与の影響を明らかにする目的で,分娩前3週間ゼオライトA(400g/日)を給与した給与群(27頭)とカチオン・アニオン差(DCAD)調整飼料(−3.2mEq/100g)を給与した対照群(22頭)の血液性状を比較した.血清Ca濃度の推移に差がなく,活性型ビタミンD濃度は給与群において分娩当日に有意な高値を示した.両群とも分娩日に血清Ca濃度が低値を示した牛は,翌日正常値に回復した.給与群は血清遊離脂肪酸濃度が高く,総コレステロールとアルブミン濃度は低く推移した.分娩前3週間のゼオライトA給与は,DCAD調整飼料の給与と同程度に分娩後の血中Ca濃度の低下を軽減する効果があり,分娩性低Ca血症の予防に応用可能と考えられた.

  • 青木 奈穂, 笠原 帆乃佳, 佐藤 吉朗
    食品衛生学雑誌
    2021年 62 巻 6 号 175-179
    発行日: 2021/12/25
    公開日: 2021/12/25
    ジャーナル フリー

    食品には,本来感じられないにおいが感じられることがある.我々はこのにおいをオフフレーバーと呼んでいる.牛乳においても,餌あるいは乳牛の体調によりヘキサナールのようなオフフレーバーが感じられることはよく知られている.我々はすでに市販牛乳からオフフレーバー物質として2-ヨード-4-メチルフェノール(以後2I4MPと略称する)を初めて発見し,その構造を明らかにした.

    今回,以下の3点について検討した.第一にどのような化合物を出発物質として2I4MPが生成されたのか.この問題は有機合成手法を用いて推定し,候補物質としてp-クレゾールを挙げた.第二に牛舎内でどのようにして2I4MPが発生したのか.牛から排泄された牛糞にヨウ素を作用させることによって2I4MPが発生のすることを確認した.第三に,2I4MPがどのようにして生乳に移行したのか.デシケーターを用いたモデルを作成して移行推定を実施し,2I4MPが牛舎内で生乳に移行する可能性を示した.この結果から,2I4MPを牛乳中に混入させないための方策を提案した.すなわち,搾乳時に乳房殺菌に使用されるヨウ素系殺菌剤を他の殺菌剤に代替する,あるいはヨウ素系殺菌剤を牛糞や床敷きに落下させないようにする.以上を守ることが重要である.

  • 産業動物臨床医学雑誌
    2017年 8 巻 2 号 86-123
    発行日: 2017/11/01
    公開日: 2019/05/09
    ジャーナル フリー
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